健康に意識の高いあなたには、良質なオイルの摂取はもはや当たり前だと思います。
ところで、特に現代人に不足しているオメガ3(多価不飽和脂肪酸)はどのように摂取していますか?
オメガ3は酸化しやすく熱に弱いので、サラダなどにかけたり、飲み物に入れたり、そのまま飲んだりしていることが多いと思います。
もちろんそのまま生に違い状態で摂取するのがBESTなのですが、良質なオメガ3を多く含む亜麻仁油やえごま油は独特の風味があるので、加熱調理ができるオメガ3が欲しい!と思ったことはありませんか?
ということで、今回は加熱調理ができる今注目のオメガ3オイルを紹介したいと思います。
【 目 次 】
カメリナオイルとは?
カメリナ(Camelina)オイルは、カメリナ(アブラナ科の植物)の種から抽出される油のことです。上記の写真がカメリナです。
ギリシャでは3000年前から食用油として日常的に使われてきましたが、高度成長期に突入し、量産された安価な油に比べて需要が激減。昨今のオイルブームで再び認知され始めました。
現在、日本にあるカメリナオイルはカナダ産がほどんどですが、カメリナオイルのパワーを知り、北海道でも国産のカメリナを育てる活動が始まっています。
カメリナは豊富な栄養素から「Gold of pleasure(喜びの金)」と呼ばれています。
米国北部、北ヨーロッパといった寒冷地でも育つ生命力の強さと、豊富に含まれるオメガ脂肪産(オメガ3・オメガ6・オメガ9)やそのバランスの良さ、抗血栓、アレルギー疾患の緩和、肝臓の解毒酵素の働きを良くするなど健康効果が期待できます。
良質なオイルを摂取するメリット
最近の研究では、アルツハイマーの原因が「安価なサラダ油が脳の海馬を壊す」という論文も発表されています。
人間の細胞のほとんどが油でできており、人体にとっても、脳にとっても、食用油の重要性をわかって貰えると思います。
食用油を変えることは、自分の身体変える一番簡単で重要なことなのです。
次世代オイルとして世界的注目
すでに海外では、亜麻仁油やココナッツオイルに変わる代わる次世代オイルとして注目を集めています。
オメガ脂肪酸(オメガ3・オメガ6・オメガ9)が「2:1:2」と理想的なバランスで含まれており、またビタミンE、βカロテン、ポリフェノールなどの天然抗酸化成分やレシチン等が豊富に含まれています。
カメリナオイルの3つメリット
熱に強い
カメリナオイルの発煙点はなんと240℃。もちろんオメガ3を多く含むオイルの中で最も高い発煙点です。良質なオイルは加熱せずに使うことが常識になりつつありますが、いろんなオイルを使い分けるのって面倒ですよね?
カメリナオイルは天然抗酸化成分のビタミンEやβカロチン、加熱安定性に優れるオレイン酸、イコセン酸のオメガ9脂肪酸により、常温保存や加熱調理を可能にしている常識を覆すオイルです。
150℃で30分間の加熱検査ではオメガ3が0.4%しか壊れませんでした。そのままスプーンで飲んでも良し、ドレッシング調味料としても良し、加熱調理しても良しの万能オイルです。
用途別に色々なオイルを使用すると、使い切るまでに時間がかかるんですよね。もうカメリナオイルだけで良いっていうのは管理的にも家計的にもメリットがあります。
酸化しにくい
外部専門機関による分析では開封後常温保存で2ヶ月を経過してもほどんど酸化が見られませんでした。
カメリナオイルはビタミンEがオリーブオイルのなんと5倍!βカロテン、ポリフェノールも多く含み、これらの天然抗酸化成分により酸化に強いです。
嫁と二人暮しの我が家では、開封後常温保存で2ヶ月でもほどんど酸化しないのは、とてもありがたいです。
健康・美容効果
カメリナオイルはオメガ3・オメガ6を含む多価不飽和脂肪酸、さらには保湿効果が期待できるイコセン酸を含みます。肌細胞膜を整えて美容成分を最大限に取り込むことから、フランスなどのヨーロッパでは美容液の保湿成分として利用されています。
肌を沈静・修復・再生の他、抗酸化作用もあるので、エイジングケアにもぴったり。潤いに満ち、シワのない、ハリの肌に導きます。また頭皮の改善としてヘアオイルとして利用されたり、レシチンを含むため美肌効果も期待されています。
カメリナオイルの選び方
コールドプレス製法か?
コールドプレスとは、加熱することなく圧搾する製法のこと。
市販のサラダ油などは、高温処理をしている上、脱色や消臭、長期保存などのための精製が行われており、良い油とは言えません。
無添加・無精製か?
入れ物は遮光瓶か?